富士フイルムの単焦点レンズXF60mm+X-E2でマクロ撮影してみました!XF60mmは換算91mmでありながら最短撮影距離26.7cm。被写体にグッと寄って撮影できます。 XF23mm(換算35mm)では主に街をスナップ撮影してました。
広角では撮れない絵作りができるのでとても楽しいレンズです。
大きく鮮明に切り取る
トンボの産毛も鮮明に描写。下の写真だとわかりにくいですが、目の表面の凹凸感もハッキリ写ってました。
蝶が花の蜜を吸っているところを撮影。ストローのような管がせわしなく動いている様子が面白かったです。
雨上がりのウォータードロップ。
花の名前は分かりませんが、ツボミの状態でも花びらがキレイですね。
フィルムシミュレーション設定
花を撮るときのX-E2の設定について触れてみたいと思います。
意外!?と思うかもしれませんがフィルムシミュレーションは【Pro Neg St】を使用してます。
Pro Negは人物の肌の色がとても綺麗に映るフィルムシミュレーションです。私はポートレートを撮るときはPro Neg(St)に設定します。
ポートレートでなくてもPro Negを使う
花を撮る時に、ポートレートの設定したまま花を撮ってしまいました。撮った感想は以外にも「イイ感じ!」でした。従来は「色が濃い」と感じるときはアスティアを使用してました。
しかし、自分にとってはアスティアよりもPro Neg(St)の方が好みの色が出ました。
色の濃淡
ベルビアが最も色が濃くなります。濃過ぎると思う場合はプロピアやアスティアを使用します。私の場合は『プロピアやアスティアでも、まだ濃いな~』という感想。その場合はPro Negを使用してます。
フィルムシミュレーションと発色具合
フィルムシミュレーション | Velvia | Provia | Astia | Pro Neg (Hi) |
Pro Neg (St) |
---|---|---|---|---|---|
色の濃さ(5段階) | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
Pro NegにはStとHiの2種類あります。Stの方がHiに比べて白っぽい色(薄い色)になります。
彩度はの調整は【Qボタン】から【 0 〜 +2 】の範囲で行います。
細かな設定は【Qボタン】を使用します。シャドーやハイライトのレベルを【 -2 〜 -1 】にすると影と光が多い部分が柔らかくなります。カメラ内で色を作ってしまいます。
真っ黒なヒマワリ。
シャドーを【 +2 】で撮影。アンダー気味に撮ると背景が黒つぶれします。被写体だけを浮き立たせてみました。
何かの幼虫が木に糸を吊るしてました。撮影場所は地元の公園ですが、いろんな生き物が発見できて面白かったです。
直射日光が当たる環境だと白飛びが起こりやすく、コントラストがバリバリ出てしまうのでとても難しいです。しかし、曇りがかった天気は、まんべんなく柔らかな光が花を包み込むので比較的キレイに撮影できます。
マクロ撮影するときはカメラに集中しているので、気づかぬ内に虫に沢山刺されます。虫対策はしておいた方が良いかもしれないですね。