
X-E2(XF23mm F1.4R)のマニュアルフォーカスを使ってピントを合わせて撮影する方法をご紹介いたします。
フォーカスモードの切り替えはボディ前面にある【S,C,M】と表示されているレバーをひねって行います。
- S:シングルフォーカス(オートフォーカス)
- C:コンニュアンスフォーカス(動いているモノを撮影)
- M:マニュアルフォーカス(手動でピントを合わせる)
今回はマニュアルフォーカスなので【M】に合わせて操作を行います。
下の2つのモデルはフォーカスリングを引っ張ることでフォーカスモードの切り替えが可能です。左手でレンズを持ったままフォーカスモードの切り替えができるので、とても使いやすいです。
XF14mm F2.8 R | XF23mm F1.4 R | |
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参考画像 | ![]() |
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重量 | 235g | 300g |
最短撮影距離 | 18cm | 28cm |
フォーカスリングを手前に引っ張ると被写界深度計が出てきます。
物撮りする時にはマニュアルで露出を固定しておくと後々ラクです、撮影後に写真の明るさが一定になるので管理/編集がしやすくなります。
露出レベルの確認は画面左端のメモリを 見ながら行います。
X-E2のバージョンが2.0にアップデートされ、ピーキング(フォーカスエリアの確認)の色が増えました。
デジタル スプリットイメージを利用したフォーカスの合わせ方はこちらを御覧ください。
ピーキングカラーは自分が見やすいものを選択します。今回は目立つようにレッド(強)を選択。
フォーカスを合わせるエリアを設定します。X-E2のデフォルトではカーソルキーの【↓】がフォーカスエリア設定ボタンになってます。このボタンを押すと画面が下のような状態になります。
四角い枠をフォーカスが合わせたい部分に 移動させます。
フォーカスエリアが設定できたら 【Qボタン】の右側にあるダイヤルを押してみます。
被写体が拡大して表示されます。フォーカスリングを回してピーキングを参考にしつつ、ピントを合わせてみましょう。
拡大された状態だとフォーカスをより細かく合わせることが出来ますね。
ピントが合ったらシャッターを半押しします。画面が元の状態に戻ります。シャッターを切ります。
一番手前のゴボウのようなボールにピントを合わせて撮影しました。
FUJIFILM X-E2 (23mm, f/1.4, 1/60 sec, ISO200)
今度は中央のボールにピントを合わせてみます。
拡大するダイヤルを1回押すとここまでしか拡大されませんが
拡大された状態でダイヤルを左右に回してみると。。
さっきよりも更に拡大して表示することが出来ます。ダイヤルを回しながら自分の見やすい大きさに変えて撮影しましょう。
手持ちだとシャッターボタンを押した時に手ブレを起こしやすいです。三脚がない場合はタイマー機能を使って手ブレを防ぎます。この時、タイマーは2秒に設定しておきます。シャッターボタンを押したら動かないように手元を固定しておきましょう。
F値が低ければ低いほどピントが合う範囲が狭くなり、背景がボケやすくなります。注意しなければならないのは、ピンぼけになる確率が高くなるので、被写体が直ぐ近くにあるような場合はピントが合っているかどうかシャッターを切る前にシッカリ確認しましょう。
FUJIFILM X-E2 (23mm, f/1.4, 1/60 sec, ISO200)
一番後ろのボールにピントを合わせてみました。
FUJIFILM X-E2 (23mm, f/1.4, 1/60 sec, ISO200)
マニュアルフォーカスと聞くとチョット難しそうな気がしますがオートフォーカスでは味わえない楽しさがあります。暗い場所などでオートフォーカスがなかなか合わない場合はマニュアルフォーカスの出番です。好きな位置にピント合わせができるメリットもあるので試してみてくださいね。