X-E2を速度優先モードに設定しスローシャッターで竜頭の滝を撮影してみました。スローシャッターで川の流れをキレイに出すための設定をご紹介いたします。
速度優先モード
X-E2にはシャッターダイヤルが付いてます。このダイヤルを回すことで速度優先モード(絞りがAの場合)になります。写真のように【15】の位置に設定するとシャッタースピードは1/15秒になります。
シャッターダイヤルが付いたカメラのメリット
私がFUJIFILMのカメラを購入した理由がコレなのですがモード切り替えが非常にラクです。
速度優先モードにしたければ、絞りをA→シャッタースピードで秒数を決めれば完了。液晶画面を見なくてもシャッタースピードが把握できます。
流し撮りをするときにも速度優先モードがオススメです!
シャッターダイヤル付きのXシリーズ(※2014/11/1 現在)
- X-T1
- X-Pro1
- X-E2、X-E1
- X100T、X100S、X100
シャッタースピードによる見え方の変化
シャッタースピードによって、どのように水の流れが変化するかはこちらの記事をご覧くださいませ。水しぶきの状態から真っ白なシルク状の水の流れまで表現できます。
スローシャッターで撮る時に必要なアイテム
三脚
シャッタースピードが遅くなると手ブレが原因で失敗写真になります。三脚があれば手ブレによる失敗は解消されます。もし三脚がない場合は環境を利用します。
三脚の代わりになるようなモノを探します。大きめの石を拾ってきてカメラを固定したり角度をつけたり、手すりがあればそこにカメラを置きます。
その際にカメラが落下しないように気を付けましょう。
手ブレ失敗写真
使用したレンズは手ぶれ補正が効くXF18-135mmです。しかし手ブレ補正が付いているとは言えシャッタースピードが1秒以上になると、さすがにブレます 。
三脚を使って上の写真と同じシャッタースピード(1/1/3秒)で撮影してみました。 水だけが白く染まり背景の木や岩はブレずにシッカリと描写されてます。
竜頭の滝付近の橋から撮影した写真です。シャッタースピードは1/8秒です。
1/4秒よりも長い露光時間の場合
シャッターダイヤルの数値は【4(1/4秒)】までしかありません。これ以上長い露光の場合はシャッターダイヤルを【T】に合わせます。
ボディ背面にあるダイヤルを左右に回すとシャッタースピードが変えられます。
シャッターダイヤルを【T】にした時に最も速いスピードは【1/2秒】です。
分かりにくいのが【1/2秒】と【2秒】の違いです。
- 1/2の場合:2
- 2秒の場合:2 ”
最大【30秒】まで露光できます。
露光時間によって水の流れの見え方がガラリと変わるので、同じ場所で撮影してもいろんな変化を楽しめますよ!