Eye-Fiとは
普段、GRやX-E2に指しているSDカードはEye-Fiを使用している。めんどくさがり屋の私にとっては大変便利なアイテムだ。
Eye-Fiについてカンタンに説明すると、Wi-Fi(無線のネットワーク)を使ってEye-Fiに保存された写真を自動でPCやスマホに送信できるSDカードの事である。
一般のSDカードの場合、撮った写真データをPCに保存したいときは、大体こんな流れではないだろうか。
- カメラからSDカードを取り出す
- 取り出したSDカードをPCに挿す
- PCへSDカードに保存されている写真を移す
- データの転送が完了したらPCからSDカードを取り出しカメラに挿す
1〜4までの工程を経て写真データのPC移行が完了する。写真をマメにPCに移したい場合は、この工程を毎回行うのは面倒に感じるかもしれない。しかし、Eye-Fiを使えば作業工程が減るのでデータ移行作業がグッと楽になる。
- カメラの電源を入れる
- データの転送が完了するまで放置
- データの転送が終わったらカメラの電源を切る
以上である。
行った作業はカメラの電源をON/OFFしただけ。SDカードをカメラやPCから抜き差しをする必要はない。ただ、Eye-Fiも万能では無い。デメリットもある。このメリット・デメリットを両方理解した上で自分にはどちらの保存メディアが向いているのか判断してみて欲しい。
メリット
- 写真データの転送が楽。
- 無線環境(Wi-Fi)がなくても、アプリを使用すればその場でスマホに写真データを転送できる。(アドホック通信)
デメリット
- 一般のSDカードに比べて値段が高い。
- 写真データ転送時は電源をONにしているため、その分バッテリーを消耗する。
- 写真を撮影した際に自動でGPSデータ(位置情報)が追加されるてしまう。
- RAWデータや動画もWi-Fiで転送できるが、ファイル容量が大きいため転送に時間が掛かる。
値段に関しては、容量にもよるが8GBで4,000円位。16Bで8,000円位する。普通のSDカードと比べると2〜3倍くらいの値段だ。またデータ転送の際はカメラの電源を入れっぱなしにしなければならないため、少しでもバッテリーの消耗を抑えたい場合は普通のSDカードの方が向いている。
私はメインでEye-Fiを使用しているが普通のSDカードを使用する場合がある。それは写真撮影会に参加したり旅行する時である。
撮影会では1日に撮影枚数が数百枚に達することもある。また旅行に行く場合もたくさん写真を撮るので自宅に戻ったあと、数百枚の写真データをEye-Fiで転送するとなると、数十分程度時間がかかる。
写真データ転送に時間が掛かる場合は普通のSDカードを使ってPCへデータ転送するほうが効率が良い。写真をたくさん撮る際はEye-Fiは向いていない。なので、私は必ず予備のSDカードを2〜3枚ほどいつも持ち歩くようにしている。
Eye-Fiに向いている人、そうでない人
向いている人
- めんどくさがり屋
- マメに写真データをPCに保存したい
- 自宅にWi-Fi環境がある
そうでない人
- RAW撮影や動画を撮る
- Wi-Fi環境がない
- 普通のSDカードでも不自由さを感じない
もったいないのは、写真を撮ったら撮りっぱなしで、SDカードに写真を保存したままその後、活用されない場合である。Eye-Fiを使ってない頃は、こんなことがしばしばあった。
久しぶりに写真をPCに移してプレビューした時、「あ~、そう言えばこんな時もあったけな。懐かしい。」と思うこと。できれば撮った写真は撮った時の感情が残っているうちにブログにアップしたり、友達と共有したり、現像するほうがワクワクしながら作業を楽しめる。
特にブログを書く上でEye-Fiの恩恵は大きい。写真を活用した趣味や仕事がある場合はEye-Fiが活躍するのではないだろうか。
記事拝見させていただき有難うございます。
ご使用のアイファイプロX2は、どこで購入されたのですか?
家電量販店になかったので、困っております。
ふじのさん
こんばんは!
ダーフクです(*´ω`*)
記事に掲載しておりますEye-FiのX2は現在、販売終了になっているそうです。
つきましてはEyefi Mobi Pro(アイファイ モビプロ)という商品を試してみてはいかがでしょうか。
性能的にはX2と変わりないと思いますよ!