X-T1ファーストインプレッション
現在、FUJIFILM のフラグシップモデルはX-T1である。その新製品発表会で、丸型のファインダーから見えるタイムラグのない大きな景色は度肝を抜かれたものだ。
もし、X-E2とX-T1が同時に発売されていたら間違いなくX-T1を買っていたに違いない。X-T1を選ばない理由がない。
撮影会でX-T1を体感
X-T1撮影会【飛鳥山公園】にて約3時間の間、じっくりとX-T1(XF18-55mm)で野外撮影を満喫した。
ピーカンの眩しい環境でもファインダーを覗けば鮮明に景色が確認できるしフォーカス合わせも容易だ。膝より低い位置に咲いている花を撮影する場合でもチルト式液晶モニタが役に立つ。更に軍艦部の操作系等はこれ以上ないくらい使いやすい型となっている。
Xシリーズに共通して言える特徴は、「電源を入れる前からカメラの設定が把握できる」という事。X-T1は従来まで無かったISOダイヤルが付いる。撮影会の時は天気がよくISOはLで固定していた。たとえISOをいじらなくてもISOが今いくつに設定されているか忘れてしまう場合がある。
確認するには液晶を見るかボタン操作でISOの数値を呼びださなければならない。この一手間がどれだけ大きい事か。その確認作業が不要になったのは、なんと有難いことか。やはりカメはマニュアル操作に限ると感じた撮影会だった。
小さく使いやすい!
カタログで見るのと持ってみるのとでは全く印象が異なる。X−T1は物凄く小さい。もしやX-E2よりも小さいのでは!?と錯覚するくらいだ。私は小さいカメラが好きである。両手の中にすっぽり収まるスマートさ。
軍艦部の露出ダイヤルとISOダイヤルは親指、人差し指で操作するのにちょうどよい場所に設置してある。X-E2とは違いグリップ部がちょっと出っ張っており握りやすい形状をしている。X-E2はフラットなボディーなので人によっては握りにくいかもしれない。
X-E2に外付けグリップを装着して握りやすくしているが、X−T1にはその必要がない。X-T1はただ小さいだけでなく、持ち運びやすく、撮影しやすく、操作しやすいカメラだなと実感した。
センターファインダースタイル
従来のXシリーズとX-T1の大きな違いはファインダーである。
Xシリーズといえばファインダーが左端に付いた「レンジファインダースタイル」X-T1はボティー中央部に位置しており、台形に飛び出た「一眼レフスタイル」。外見上は「左か中央か」であるが、ファインダーが中央に位置しているのには理由があるらしい。
「ファインダーを中央に設置することで、カメラを構える体とカメラの軸が中央に位置し安定感が増す」ということである。動体を撮影する人にとってはセンターファインダースタイルが撮影しやすいらしい。
しかしながら、私は「ファインダーが中央に位置しているから、とても撮影しやすい。」という感覚はなかった。たとえファインダーが左でも中央でも、撮影する感覚はX-E2と変わらなかった。
ただ、違うのはファインダーが大きく、タイムラグが発生しないということである。ファインダーの大きさはパッと4隅を確認するのは難しい。
大きいことは良いことだが、瞬時に確認したい場合はファインダーの大きさを【フル】から【ノーマル】に切り替えた方が使いやすいかもしれない。どちらのモードがシックリ来るかは両方試して判断してみる方が良い。
まとめ
ファインダー性能や操作性はX-T1に軍配が上がる。しかし私はあくまでも「レンジファインダースタイルが好きだ!!」という感想である。「X-E2の四角いボディーがたまらなく好き」なのである。
ただ単に見てくれがどうかという事ではあるが。カメラは数字(スペック)だけでなく見た目も重要だと考えている。カメラに愛着が湧くかどうか見た目に左右されるなぁと感じた。
いつも楽しく拝見しながら勉強させていただいております。今年になって、X-E1からE2へ買い換えましたが、ダーフクさん同様、レンジファインダーカメラのスタイルが好きなので、X-T1は当面買わないつもりです(確かにEVFは素晴らしくて、魅力的ですね)。今後とも素敵な写真や有用な情報を楽しみにしています。よろしくお願い致します!
Shigeo Yoshidaさん
こんばんわ!ダーフクです(^^ゞ
レンジファインダースタイルいいですね~!!X-T1は素晴らしいカメラだな~と実感しましたが、やはり四角いボディーのカメラに愛着が湧いてしまうんですよね(^^)
当分はX-E2をガッツリ使い倒す予定でおります!
写真をバンバンアップしていく予定ですので楽しみにしていてくださいね!!
今後もよろしくお願いいたします。