X-E2のマクロ機能+接写リングK-AETS FUJIXを使って花をマクロ撮影してみました。レンズはXF23mmを使用してます。
XF23mm F1.4マクロ使用時の最短撮影距離
マクロモードに切り替えると被写体から約30cm離れた位置から撮影することができます。マクロ(接写)撮影する際はマクロモードの設定をお忘れなく。
- 通常撮影:0.60cm
- マクロ使用時:0.28cm
マクロ機能を使えば被写体から28cmのところまで近づけます。コンデジを使っている方は28cmという距離は遠く感じるかもしれません。GRの場合は10cmまで寄ることができます。どこまで寄れるかはレンズの種類によります。
モデル名 | F値 | 最短撮影距離 | 最大撮影倍率 |
---|---|---|---|
XF14mm | 2.8 | 0.18m | 0.12倍 |
XF18mm | 2 | 0.18m | 0.14倍 |
XF10-24mm | 4 | 0.24m | 0.16倍 |
XF60mm macro | 2.4 | 0.267m | 0.5倍 |
XF23mm | 1.4 | 0.28m | 0.1倍 |
XF35mm | 1.4 | 0.28m | 0.17倍 |
XF18-55mm | 2.8 | 0.3m | 0.15倍 |
XF27mm | 2.8 | 0.34m | 0.1倍 |
XF18-135mm | 3.5 | 0.45m | 0.27倍 |
XF56mm | 1.2 | 0.7m | 0.09倍 |
XF55-200mm | 3.5 | 1.1m | 0.18倍 |
広角になれば最短撮影距離が短くなり、逆に望遠だと長くなります。
XF23mm + 接写リング(K-AETS FUJIX)の組み合わせ
XF23mmの最短撮影距離は0.28mです。これ以上寄るとピントが合わなくなります。大きく被写体を撮影したい場合はマニュアルフォーカスモードで最短撮影距離に固定。カメラを前後に移動してピント合わせを行います。
接写リングの使い方や作例についてはこちらの記事をご参照ください。
接写リング使用時の撮影距離範囲
撮影可能な距離が数センチしかありません。ピントリングよりもカメラを前後に移動させてた方がピント合わせがし易い場合もあります。
ボケと被写界深度の薄さ
被写体とカメラの距離が近いほど被写界深度が薄く(狭く)なります。接写リングを付けた時の感覚としては数ミリの薄さです。ピントが合わず失敗を繰り返すので何枚も撮影します。狙った所にピントを合わせるのはとてもむずかしいです。
ピント以外のボケ感はとても柔らかいですね。
開放(f1.4)で撮影するとボケボケになるのでf2.8まで絞って撮影。もうちょっと絞っても良かったかもしれません。
外で花を撮影する場合は風が吹いているので被写体が揺れます。そんな時はシャッタースピードを1/500以上に設定。
フィルムシミュレーション
Velviaは使わない
植物を撮る時のフィルムシミュレーションはベルビアを使用し鮮やかに見せたいですね。しかしベルビアを使うと色が濃くなり過ぎて色カブリを起こす確率が高くなります。
AstiaもしくはProviaを使う
色を薄くすればで色カブリを防ぐ事ができます。色の好みにもよりますがAstiaを使うと彩度が減り、花びら1枚1枚のディテールをクッキリと撮ることができます。
フィルムシミュレーションの比較についてはこちらの記事をご参照ください。
花びらの先端
接写リングを使えば撮影倍率を上げる事ができます。お持ちのレンズをマクロレンズに変えられます。しかし、ピントが合いにくく練習が必要。マクロ対応レンズXF60mm F2.4 macroを使えばもっとカンタンにマクロ撮影ができますよ!
XF60mmのレンズを使った作例はこちらの記事をご参照ください。