カメラに関する専門用語のお話。「何となく聞いたことはあるけれども、いまだに意味が分からない。」「そんな言葉はじめて聞いた!」カメラを始めようとしている人、カメラを始めたばかりの人はこんな経験をしたことがあるはず。
今回は、カメラのカタログなどでよく出てくる表記『35mm換算』とは、つまりどういう意味なのか。とりあえず、ここだけ抑えておけば最初の内は困らないポイントだけ絞って解説いたします。
wikipediaではこのように説明されてます。
35mm判換算焦点距離(35ミリばんかんさんしようてんきより、35mm equivalent focal length)は、写真用語の1つである。35mm判以外のフォーマット用のレンズを、35mm判(画面寸法24×36mm)相当に換算した「焦点距離イメージ」の数値のこと。「35mm判換算で○○mm相当」などと表す。35mm判を基準とするのは、写真撮影の普及期に35mmフィルムによるこのフォーマットが多く用いられたことによる。特にレンズ交換式のカメラは、ほとんどが24×36mmの一眼レフだった。
この説明を見てピンと来くる方はいるでしょうか。もちろん、カメラの経験者は意味が理解できると思います。しかし、カメラ未経験者にとってはチンプンカンプンな内容です。
35mm換算の意味がわからなかった時、ネットで数時間かけてこの意味を調べ「ふ~ん、で結局なんなの?」と感じた経験があります。
画角が何ミリか
カメラ(レンズ)には画角があります。35mm換算とは、ようするに『このカメラ(レンズ)は〜mmの画角で撮影できます』という説明です。
カメラ(レンズ) | 焦点距離 | 35mm換算 |
---|---|---|
GR DIGITAL 4 | 6mm | 28mm |
GR | 18.3mm | 28mm |
XF23mm | 23mm | 35mm |
GR DIGITAL 4 と GRを比較するとは焦点距離が6mm、18.3mmとなっており異なる値です。しかし35mm換算すると両機種とも28mmになってますね。XF23mmは”35″を連発しますが「35mm換算35mm」という呼び方になります。
実焦点距離と、換算距離どちらを見るのか?
レンズのパンフレットを元に解説します。
下の画像はよく見かけるレンズのスペック表です。注目して欲しいのは【f=56mm ( 35mm判換算85mm相当)】という部分。焦点距離が2種類記載されてます。
見るべきところは、85mmの方になります。
まとめ
焦点距離が何ミリであれ、「結局何ミリの画角で撮れるの?」というシンプルな解説です。「どのように換算数値を出したの?」「なぜカメラによって換算の値が異なるの?」という疑問を持った方は、Wikipediaの35mm判換算焦点距離を参考にしてみてくださいね。